暑い夏になると、冷蔵庫に麦茶を常備している人は多いのではないでしょうか?

麦茶の特徴は、緑茶や紅茶、ウーロン茶といった一般的茶葉に含まれるカフェインやタンニンが含まれていません。

ミネラル豊富で美容や健康に優れた効果を発揮し、妊婦さんや赤ちゃんから、高齢者まで幅広い層で安心して飲まれています。            

ゼロカロリーで、運動時や日々の水分補給などにもぴったり!!

利尿作用や覚醒作用がないので飲むタイミングや量も気にせず飲むことができます。

おうちで麦茶を作る方も多いと思いますが、賞味期限に注意が必要です。

麦茶にはカテキンが入っていないので、緑茶のように菌の増殖を抑える抗菌作用が働いていませんし、麦茶の原料である大麦にはでんぷん質が多く含まれているので、雑菌が繁殖しやすく、水よりも腐るのが早いので特に気温が高い夏場は要注意!傷みが早いという特徴があります。

(麦茶は何で入れる?)

●浄水器を通した水                          

日本の水道水の水質は非常に優れていますが、消毒のための塩素が「カルキ臭」と呼ばれる独特のにおいを生じます。

浄水器を通して塩素や雑菌を除去した水を使うのがおすすめです。

●ミネラルウォーター

ミネラルウォーターで麦茶を作る場合には、硬水ではなく軟水を使ったほうがよいと言われ、塩素が含まれていないので、そのまま飲むほか、飲物や料理を作る際にも活用する人が増えてきています。

●電解水素水

アルカリ性の電解水素水は抽出力に優れていると言われており、水出しでも麦茶の味や香りがよく出ます。水道水から塩素や不純物を取り除いた清浄な水なので、そのまま安心してご利用いただけます。

(ティーパックは入れたまま派?とり出す派?)

水出しも煮出しも、いずれもティーパックを入れたままで麦茶を保存すると、時間と共に質が劣化して腐敗につながりやすくなります。

十分な濃さに仕上がったら、ティーパックは取り出しておきましょう。

(常温で保存とは?)

一般的には、常温というのは外の気温を超えない室温を指しますが、夏は外も室内も相当高温になるので、一概にはいえないですよね?

急激な温度変化を繰り返すと傷みやすくなります。一度冷蔵保存した麦茶を常温でしばらく置いておき、また冷蔵庫に戻すというのは、温度変化を繰り返すことになるので、できるだけ麦茶の温度が変化しないように飲み切りましょう。食事後にテーブルに出したままにならないように注意したいですね。

(保存の容器について)

プラスチックのボトルは、洗うたびに、目に見えない小さな傷ができてしまいその傷の中で雑菌が繁殖しやすく傷みやすくなります。

ボトルは耐熱ガラス製がオススメです。

また、麦茶の継ぎ足しもNGです。

新しく作る際は、必ず容器を一度洗剤などで洗ってから熱湯消毒して作るようにすると安心です。

容器の水洗いだけだと、残った菌が繁殖する恐れがあります。

(賞味期限の目安は?)

水出し麦茶も煮出し麦茶も冷蔵庫で3~4日程度。

雑菌が繁殖しやすいことを考えると、2~3日で飲みきるのがベストです。

冷たい麦茶は、夏の風物詩です。ミネラル豊富で健康効果もある麦茶を

正しい保存方法で猛暑といわれる今年の暑い夏を乗り切りましょう。